実り多き2学期に…

投稿日: カテゴリー: 園長より

 夏休み中は8月初旬にかけて、札幌でも記録的猛暑が続き、そうかと思うと一転、お盆前には急に涼しくなり、まさに近年の気候変動を体感する日々でしたね。

 園では猛暑対策のため、各クラスに設置したエアコンが大活躍し、預かり保育に登園してきていた子どもたちは外と中、あそびの時間帯や場を工夫しつつ暑さを凌ぎながら過ごしておりました。

 この期間、オリンピックが開催され、札幌も競歩・マラソン会場として世界的イベントを間近に感じられる機会でしたが、画面を通した観覧で、ご家庭でもあそびや行楽、暑さとコロナ対策に気を配りながらお過ごしであったかと思います。

 現情勢、北海道は まん延防止等重点措置が継続されます。2学期は大きな行事をいくつか控え、子どもたちの成長を健やかに育んでいくため、引き続き 最善を図りながら教育を進めて参ります。

 差し当たりましては9月の運動会について、今後の情勢予見、可能な条件整え実施、皆さまの事前予定確保等、総合的に鑑み、当初予備日への日程変更判断を致しました。

 今学期も情勢如何により、やむを得ぬ行事の変更や対策の徹底等、ご理解を願うことが多々あるかと思いますが、子どもたちのため、日頃のご協力への感謝とともに引き続き どうぞよろしくお願い致します。

 これからの2学期、運動会、お店屋さんごっこ、クリスマス発表会での年齢ごとの育ち、縦の繋がり、あそびや友だちとの関わりの深まり、子どもたちの更なる成長を楽しみに、ともに支え 見守って参りましょう。

                                     園長  肥田 光代

あそびの深まり

投稿日: カテゴリー: 園長より

 ここのところ天気のよい暑い日が続き、砂場あそびや虫さがし、野菜の水やりを気の合う友だち同士 会話を弾ませながら楽しんだり、鬼ごっこ・野球・サッカーを集団でルールを守りながら あそび込んだり、あそびにも深まりが感じられるようになって参りました。その中で水分補給を忘れず、暑さ対策をしながら、全身と心を働かせ、さなざまなことを感じ取り過ごしております。

 先日はクラスごとで砂場で水を使い、泥あそびをすることができて、水の気持ち良さや泥の感触、それぞれの楽しみ方で、この季節ならではのあそびを満喫していました。今後もその時々にできることをできるときに実施し、子どもたちの育ちの源となる原体験の機会をなるべく多く設けていきたく思います。

 懇談会では皆さまとお子さんの園生活での経験とそれによる育ちについて、学年や全体で個々の様子とともに分かち合えましたこと、感謝申し上げます。子育て情報は今回、夏休みに生かせそうな内容のものを発信していますので、参考にしてみて下さいね。

 早いもので1学期も終業日、年少・年中さんは明日から、年長さんは園生活の中でも思い出に残るイベント『お楽しみ保育』を経て、夏休みに入ります。コロナ対策の日々、保護者の皆さまの温かなご理解・ご協力により、無事に終業日を迎えられましたこと、本当にありがとうございました。

 明日からの夏休み、引き続き気を付けながら ご家族で有意義に過ごされ、また2学期 子どもたちと再会できる日を楽しみにしております。

                                                         園長  肥田 光代

教育と育ち

投稿日: カテゴリー: 園長より

 暦の上では夏至を過ぎ、暑さを感じる日が訪れるようになりましたね。

 先週末は緊急事態宣言時から延期日程での真駒内公園への遠足、子どもたちは朝からワクワクが止まらず、よい天候の下、異年齢のペアで手を繋いで歩き、道すがらの深緑、そよぐ風を感じながら心躍る一日を過ごすことができました。

 公園に着くと広い原っぱでボールあそびや追いかけっこ、林の中でセミの抜け殻を発見、斜めに横たわる木に木登りなど、思い思いのあそびを満喫。園に戻ってからは手洗いをして、園庭でクラスごとのシートでお楽しみのお弁当におやつを食べ、全員 大満足でした。素晴らしい一日にして下さった神さまのお恵みに感謝です。

 ここのところの予定では、保護者の皆さまには体育教室の自由参観、横割りクラス懇談会・全体懇談会で、子どもたちの育ちを直に眼にして頂き、活動の背景にある心の育ちを分かち合う。子どもたちは七夕まつりや年長お楽しみ保育で、情勢に合わせつつ 対策との両立で最大限大事な教育を進める。と、その時々にできることを確実に実践していきたく思います。

 暑さに向かっていくこれから、衣服の調節や水分補給など、子どもたちが進んで気候に合わせ対応できるよう促し、見守って参りますので、ご家庭でも充分な休息や体調管理等のご協力、どうぞよろしくお願い致します。

                                      園長  肥田 光代

原体験を積み重ねる

投稿日: カテゴリー: 園長より

 日中の暖かさの心地よい日が増えてくることとともに、新緑が鮮やかに、園のまわりにも花々が彩り、自然の生命力が力強く感じられるさわやかな季節となりましたね。

 子どもたちは咲き終えたチューリップの花びらをすり鉢でスリスリして、オリジナルのジュースを作ったり、園庭を駆けまわり鬼ごっこやサッカー、虫めがねとカップを持って虫探し…と、思い思いのあそびに熱中しています。

 その中で自分のしたいことに集中する、繰り返しを楽しむ、気の合う友だちが出来る、友だちと一緒に楽しむなど、あそびを通してさまざまなことを吸収し、発見、喜び、共感。幼児期に蓄え、将来開花させる五感を通した原体験をたくさん積み重ねていけたらと思います。

 現下のコロナ感染者状況、いまだ厳しい局面が続いておりますが、保護者の皆さまにも日々たゆまずご協力を頂き、園でも細心の注意を払いつつ感染対策を継続する中で、子どもたちはこのように元気いっぱい過ごしております。

 緊急事態宣言の延長を視野に、今後も行事予定実施における必要な変更があれば、情勢に合わせた最善に努めるべく、園児の安心安全と大事な教育を守りながら予防・対策との両立の中で、判断・お知らせをし、保護者の皆さまとご一緒に、この局面を乗り越えていけたらと思います。

 日頃のお力添え、心よりありがとうございます。引き続きのご理解とご協力、どうぞよろしくお願い致します。

                                    園長  肥田 光代

マリア様のこころのように

投稿日: カテゴリー: 園長より

春の空模様は気まぐれで、雨の日が続いたかと思うと、陽射しの暖かな日もあったり、風が強く吹く日もあったり…。気候は行きつ戻りつしながら、道端のお花を摘んで喜んで登園してくる子の姿もあり、垣間見られる春を本格的に体感できる日も間もなく訪れることでしょうね。

それぞれ進級・入園という新たな門出から少し経過し、玄関で涙を見せていた子も、お兄さん・お姉さんに手を引かれ、「靴履いて」「シール貼ろう」と助けられるうちに、いつの間にか涙も止まり、あそびに気持ちを向けていく変化。友だちに助けられながら、徐々に園も自分の居場所となってきつつあるようです。

一人ひとりの『楽しい』が見つかり、その『楽しい』が増えていくこれから、ご家庭でも その様子が窺える会話を楽しんでみて下さいね。

朝 玄関ではマリア様に手を合わせ、「マリア様、おはようございます」のご挨拶をしてから、それぞれのクラスに向かっていきます。

5月は 聖母マリア様の月です。これから草花が彩り、澄んだ青空の下、戸外あそびが本格的に始まります。身体を動かすことにも気持ちのよい季節、全身で春を感じながら、あそびの中で さまざまな発見・体験をしていけたらと思います。

また、マリア様のこころのように 広く優しく美しいこころを持ち、友だちとの関わりの中で、相手の気持ちに気付き、やさしさ 思いやりを育んでいけたらと願っております。

ここのところ新しい園生活に慣れ始めての疲れや気候の変化から、体調を崩すお子さんも出てきました。コロナ対策含め、体調管理には気を付けながら、ともに過ごして参りましょうね。

                                    園長  肥田 光代