進学・進級を控えて

投稿日: カテゴリー: 園長より

 1月までは少雪で…と、大人にとっては少し楽なシーズンかと思っていましたが、そうはいかないものですね。帳尻合わせどころか、急なドカ雪、やはり北海道 札幌でした。しかし、日が長くなってきたことと 陽射しが徐々に強くなってきているのは、春への兆しも着々と…ですね。

 いま、年長さんは いよいよ卒園に向けて、製作や感謝の祭儀の練習など、クラスから聞こえてくる歌声が この時期が来たことを実感、何か込み上げるような想い。

 年少中さんは 春、お別れをする年長さんにエールを込めて送るために、それぞれ劇、合奏と歌の練習を重ね、発表の日に備えております。また、乳児さんも1つ進級することを前に、自分で出来ることが増え、それぞれの年齢らしく お兄さん お姉さんになって来ました。

 この内面の育ちと心の揺れは、水面の波紋のように個々の成長に作用する大きな力となって、一点からじわじわと広がっていきます。そうした心の変化に寄り添いながら、翼を広げ、のびのびと大きく羽ばたいていけるよう一人ひとりを支え、見守って参りたく思います。                                                                                   

                                     園長  肥田 光代

雪のある自然を満喫

投稿日: カテゴリー: 園長より

 冬休み明け、園庭には雪山が出来て、本格的な雪あそびが始まりましたが、今シーズンの少雪、山のサイズがその象徴のように、本当に雪が少ないですね。例年ですと、園庭にそびえ立つ雪山という感ですが、今年はいまのところ小ぢんまりという佇まいで、過ごしやすい冬ですが、世界へ発信する札幌の大イベント『雪まつり』も何か気掛かりですよね。

 しかし、子どもたちは雪の量など関係なく、いまある自然を満喫、雪と戯れ、おしりすべりやソリすべり、色水でカラフルな雪のアイスクリーム屋さんなど、先生や友だちと一緒に好きなあそびを見つけ、大いに楽しんでおります。

 先日は、幼児年齢別の保育自由参観にご来園頂いた皆さま、ありがとうございました。いまの園での子どもたちの育ちを垣間見られたかと思います。乳児も含め、これまで毎日の園生活やさまざまな行事の経験を積み重ね、進級・進学へ向かうための礎を築いてきて、この3学期、次のステップへ喜びや期待と自信を持って なだらかに向っていけるよう、見守り後押ししていきたく考えております。

 また、現在は、感染症等の園での流行の兆しはありませんが、この短く大切な時期、健やかに過ごせるよう体調管理にも留意して参りましょうね。今年も どうぞよろしくお願い致します。                                              

                                     園長  肥田 光代

クリスマスの喜び

投稿日: カテゴリー: 園長より

 少し前までは降ったり、解けたりしていた雪も、いよいよ降り積もり、銀世界が一面を覆うようになってきて、本格的な積雪の時期の到来ですね。

 先日は、こども園となり、新園舎での初めてのクリスマス発表会、乳児さんから始まり、年少、年中、年長とそれぞれ年齢別の姿、多くのご家族皆さまの温かい眼差しに見守られ、いまの出来るようになった楽しい、練習を積み重ね 協力・言葉で紡ぐ・一体感と年齢らしさを身体いっぱいに表現していましたね。そうした成長の喜びを皆さんと分かち合えましたこと、大変うれしく思っております。

 また、クリスマスのお祝いでは 自分たちが出来るよい行ないを よいこのカードの星の色や献金としてお捧げし、その想いはイエス様のもとに届いたことでしょう。こちらもお心合わせ、ありがとうございました。

 仮園舎から新園舎へ移り こども園開園から始まった2学期も早終業日、今年は聖母にとって大きな変化のあった年となりましたが、保護者の皆さまの温かさに支えられ、ここまで進んでくることが出来、心より感謝申し上げます。クリスマスやお正月、イベントの多い冬休み、ご家族で楽しくお過ごし下さいね。

                                     園長  肥田 光代

各集団での育ち

投稿日: カテゴリー: 園長より

 間もなく12月を迎えますが、夕暮れが早くなり、気温が下がると降雪、日に日に冬の到来を実感する現象が増えてきましたね。乳児さんは早速、雪と戯れることを楽しみ、順次、雪あそびも開幕です。

 これまで縦割りクラス、横割りクラス、いずれの生活の場でもあそびや行事等の経験を重ねていくこととともに、それぞれ自分の居場所が出来、各集団での仲間意識が高まり、一人ひとりがかけがえのない存在となって来ております。

 いまはクリスマス発表会へ向けて、乳児さんも含め、年齢ごとにその年齢らしい表現活動に取り組み、かわいらしさ、全員で合わせる喜び、ことばで表現する楽しさ、お互いを認め合い心合わせ、各々自己発揮しながら練習を重ねております。

 本番、どのような姿を見せるのか、楽しみにお待ち下さいね。

 また、救い主イエスキリストのご降誕を待つ聖母認定こども園の待降節に入りました。自分の身のまわりのことや延いては世界にも目を向け、思いやる心、やさしい心、祈る心、胸に留まることに心を動かし、自分で出来ることをしながらこの期間を皆さんで過ごしていけたらと考えております。

 ご家庭でもお子さんに寄り添い、見守り下さればと思います。                                               

                                     園長  肥田 光代

秋の実りから得るもの

投稿日: カテゴリー: 園長より

 ここのところは、週の日によって、また、一日の中でも寒暖差の大きい毎日。日々、服装に迷うところですが、この気候の変化にも合わせながら、衣服や体調管理を気遣い、乗り切っていきたいところですね。

 10月中旬の天気のよい日、円山動物園見学に続き、縦割りクラスで園バスに乗って五天山公園へ出掛け、秋の自然を感じながら、思い切りあそんで来ました。階段で山を登り、景色を見下ろすと「ヤッホー」という声は自然と出るものですね。水辺では鳥を発見したり、いろいろな遊具にチャレンジ、活動の合間を縫い、楽しいひと時を過ごしました。

 そして、先日のお店屋さんごっこ、8月から乳児さんが加わり、今年度からは一緒に参加、お店は全店遊戯室に出店し、新たな風景となりました。当日朝の自由見学、いかがでしたか。どんなお店にしようか、何を売ろうかと話し合い、準備を進めていくごとにクラスの仲間意識も増し、本番はクラスの中で役割分担をしながらお店の運営とペアで年長者・年少者助け合いながらのお買い物。持ち帰った商品に物語があり、ご家庭での推測や会話も盛り上がったことでしょうね。

 乳児さんと一緒の活動、この経験で得た実り、それぞれの心に留まり、今後の生活に滲み生かされていくことと思います。

                                     園長  肥田 光代