聖母マリア様のように

投稿日: カテゴリー: 園長より

 春の陽射しが徐々に力強さを増すこととともに、園庭の雪もすっかり解け、新緑の眩しい季節がやってきましたね。札幌の桜もいよいよ開花、これからは緑に花の彩りも加わり、心躍る春本番の到来となっていきそうですね。

 新年度がスタートしてから日を経るごとに、新入園児さんも園で過ごすことが自分の生活の一部となり始め、園で それぞれの『楽しい』を発見。進級児さんは、生活の流れがわかって余裕がある分を小さなお友だちに目をかけ、外靴をしまうのを手を引いて教えたり、出席シールを貼るのを一緒にしたり、自然と親切心が働く。そのように心を通わせつつ紡ぐ毎日がこれから豊かなものとなっていくよう楽しみにしながら、ともに見守って参りましょう。

 朝、登園してくると玄関から入って毎日「おはようございます」のご挨拶をするマリア様。一人ひとりの声や表情から その日のコンディションを汲み取り、いつもそっと後押し下さっています。5月はその聖母マリア様の月、マリア様のように広く優しいこころを持ち、これから友だちとの関わりの中で、相手の気持ちに気付き、やさしさ 思いやりを育んでいけたらと願っております。

 新しい園生活にも徐々に慣れ始め、疲れや気候の変化から体調を崩すお子さんも出始める時期、体調管理にも留意しながら過ごしましょうね。                             

                                     園長  肥田 光代

2025年度のストーリー

投稿日: カテゴリー: 園長より

 皆さん、ご進級、ご入園おめでとうございます。

 まだ肌寒さは残り、園庭の雪山は冬の名残がありますが、雪で覆われていた大地やアスファルトは陽射しの暖かさを受けて顔を出し、所々に草花の芽吹きが見られるようになり、春らしさを感じる光景が徐々に広がりつつありますね。

 進級児の皆さん、ご進級おめでとうございます。そして、新入園児の皆さん、ご入園おめでとうございます。

 こども園となり、2・3号のお友だちは4月初日から始まった園生活、先生やお友だちとたくさんあそび、一緒にいろいろなことをやってみて、『楽しい』を一緒に感じる仲間を増やしていきましょうね。

 昨年度8月の幼保連携型認定こども園としてのオープンから初めての春、3月から途切れることなく2・3号のお友だちは一足早く新年度を迎え、始業日・入園式後からは1号のお友だちも揃い、にぎやかな園生活が始まります。

 全メンバーが揃い、今年度はどのような園のストーリーを織りなしていくのか、保護者の皆さまもお子さま一人ひとりが伸びやかに成長を遂げていく姿を楽しみに見守りながら、ともに歩んで参りましょうね。

 これからの園生活、異年齢の友だちと また 同年齢の友だちと、毎日の生活を送っていく中で、相手の気持ちに気付き 思いやり、感謝する心を持ち、あそびや行事の経験を通して『楽しい、うれしい、悲しい、くやしい』という体験の積み重ねから豊かな心を育み、神さまに見守られ 健やかに成長していくことを願っております。

 私たち職員一同、心を込めてお子さまをお預かりし、一人ひとりの幸せな成長を祈りながら保育教育活動に努めて参りたいと思います。今年度も保護者の皆さまのご理解とご協力、どうぞよろしくお願い致します。                                             

                                     園長  肥田 光代

別れと出会いの春

投稿日: カテゴリー: 園長より

 今冬は終盤になって増えた積雪でしたが、ここのところ気温が10度台に上がる日も増えることとともに雪解けへ、春の訪れも歩みを進めていますね。

 別れと出会いの春、先日、年長さんは保護者の皆さまと最後の教会行事 卒園感謝の祭儀、年少中さんは年長さんとのお別れ会での発表。子どもたちは練習を重ねながらそれぞれの場に臨み、その姿を皆さまにもご覧頂き、気持ち揺れ動き 感じた心の変化。その心模様は、次のステップへ向かっていく大きな原動力となっていくことでしょう。

 2月には乳児さん、先日は幼児さんの皆さんと子どもたちの育ちについて分かち合う貴重なよい懇談会の時間を共有出来ましたこと、本当にありがとうございました。

 今年度は仮園舎生活から8月こども園開園とともに新園舎生活と、大きな変化があった中、保護者の皆さまの温かいご理解・ご協力に支えられ、園の教育保育を進めて来られましたこと、感謝とともに大変うれしく思っております。

 卒園の皆さま、これからも神さまのお恵みがたくさんありますように、そして 皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、これからもエールを送り続けております。

 また 進級の皆さま、4月の新たな出会いを楽しみに、休養・充電をされ、新年度も どうぞよろしくお願い致します。                                                

                                     園長  肥田 光代

進学・進級を控えて

投稿日: カテゴリー: 園長より

 1月までは少雪で…と、大人にとっては少し楽なシーズンかと思っていましたが、そうはいかないものですね。帳尻合わせどころか、急なドカ雪、やはり北海道 札幌でした。しかし、日が長くなってきたことと 陽射しが徐々に強くなってきているのは、春への兆しも着々と…ですね。

 いま、年長さんは いよいよ卒園に向けて、製作や感謝の祭儀の練習など、クラスから聞こえてくる歌声が この時期が来たことを実感、何か込み上げるような想い。

 年少中さんは 春、お別れをする年長さんにエールを込めて送るために、それぞれ劇、合奏と歌の練習を重ね、発表の日に備えております。また、乳児さんも1つ進級することを前に、自分で出来ることが増え、それぞれの年齢らしく お兄さん お姉さんになって来ました。

 この内面の育ちと心の揺れは、水面の波紋のように個々の成長に作用する大きな力となって、一点からじわじわと広がっていきます。そうした心の変化に寄り添いながら、翼を広げ、のびのびと大きく羽ばたいていけるよう一人ひとりを支え、見守って参りたく思います。                                                                                   

                                     園長  肥田 光代

雪のある自然を満喫

投稿日: カテゴリー: 園長より

 冬休み明け、園庭には雪山が出来て、本格的な雪あそびが始まりましたが、今シーズンの少雪、山のサイズがその象徴のように、本当に雪が少ないですね。例年ですと、園庭にそびえ立つ雪山という感ですが、今年はいまのところ小ぢんまりという佇まいで、過ごしやすい冬ですが、世界へ発信する札幌の大イベント『雪まつり』も何か気掛かりですよね。

 しかし、子どもたちは雪の量など関係なく、いまある自然を満喫、雪と戯れ、おしりすべりやソリすべり、色水でカラフルな雪のアイスクリーム屋さんなど、先生や友だちと一緒に好きなあそびを見つけ、大いに楽しんでおります。

 先日は、幼児年齢別の保育自由参観にご来園頂いた皆さま、ありがとうございました。いまの園での子どもたちの育ちを垣間見られたかと思います。乳児も含め、これまで毎日の園生活やさまざまな行事の経験を積み重ね、進級・進学へ向かうための礎を築いてきて、この3学期、次のステップへ喜びや期待と自信を持って なだらかに向っていけるよう、見守り後押ししていきたく考えております。

 また、現在は、感染症等の園での流行の兆しはありませんが、この短く大切な時期、健やかに過ごせるよう体調管理にも留意して参りましょうね。今年も どうぞよろしくお願い致します。                                              

                                     園長  肥田 光代