園長より

進学・進級を控えて

 1月までは少雪で…と、大人にとっては少し楽なシーズンかと思っていましたが、そうはいかないものですね。帳尻合わせどころか、急なドカ雪、やはり北海道 札幌でした。しかし、日が長くなってきたことと 陽射しが徐々に強くなってきているのは、春への兆しも着々と…ですね。

 いま、年長さんは いよいよ卒園に向けて、製作や感謝の祭儀の練習など、クラスから聞こえてくる歌声が この時期が来たことを実感、何か込み上げるような想い。

 年少中さんは 春、お別れをする年長さんにエールを込めて送るために、それぞれ劇、合奏と歌の練習を重ね、発表の日に備えております。また、乳児さんも1つ進級することを前に、自分で出来ることが増え、それぞれの年齢らしく お兄さん お姉さんになって来ました。

 この内面の育ちと心の揺れは、水面の波紋のように個々の成長に作用する大きな力となって、一点からじわじわと広がっていきます。そうした心の変化に寄り添いながら、翼を広げ、のびのびと大きく羽ばたいていけるよう一人ひとりを支え、見守って参りたく思います。                                                                                   

                                     園長  肥田 光代