園長より

心模様の変化

 ようやく春の陽射しに誘われ、ポカポカとした日も増え、寒さが緩むこととともに、道すがら目にするチューリップや桜の花もほころび始め、気持ちのよい季節がやってきましたね。

 新年度がスタートして2週間程が経ち、始めはドキドキだった子どもたちの心模様も、日を重ねるにつれ、園生活の中で楽しい、おもしろいを経験し、登園することがワクワクに変わってきているようですね。

 進級児さんは新入園児さんよりも先輩という意識が働き、1~2年前は涙していたお友だちが手を引いて出席シールを貼るのを優しく教えたり、靴を履くのを手伝う姿があり、心を遣う喜びを感じる年長者、助けられてうれしいを感じる年少者。微笑ましい光景が日々見受けられ、その心の交流は、次なる成長のステップへと繋がっていくことでしょう。

 朝、登園すると玄関で迎え、「おはようございます」のご挨拶の声で一人ひとりの様子を感じ、そっと見守り後押し下さるマリア様。5月は聖母マリア様の月です。マリア様のこころのように 広く優しく美しいこころを持ち、友だちとの関わりの中で、相手の気持ちに気付き、やさしさ 思いやりを育んでいけたらと願っております。 新しい園生活にも徐々に慣れ始めての疲れや気候の変化から、体調を崩すお子さんも出てきました。体調管理には気を付けながら、ともに過ごして参りましょうね。

                                     園長  肥田 光代