園長より

心の育ち

 1月下旬頃から度々訪れている暴風雪や大雪、札幌でも交通網が滞ったり、日常生活の必要な営みがままならなかったり、これまで経験したことがない程の記録的なものでしたね。

 ご家庭では日々の除雪にご苦労される中、園の運営でも園バス運行上のご協力を頂いたり、天候や道路状況に注意を払いながらの送迎、皆さまそれぞれのお力添えにより、子どもたちの園生活は守られています。週末は気温が上がるようで、融雪による危険にも留意しつつ、来週には もう3月、ここのところかなり冬の足踏みを続けた分、暦に同じく春への歩みが進んでいくことを願いたいですね。

 年長さんは先日、いまのコロナ情勢を踏まえ、実際に出向くことは控えたのですが、真駒内公園小学校の校長先生とオンラインで結び、交流。小学校生活のイメージが湧く映像を観て、校長先生への質問コーナー。「小学校にはどんな部屋があるんですか?」「どんなお勉強をするの?」いろいろな質問にわかりやすく答えて下さり、就学への期待がより高まったひと時となったようです。

 また、年少中さんは もう少しで小学校へ巣立つ年長さんのお別れ会のために それぞれ劇や合奏のプレゼントをしようと内緒で心を込めて練習を重ねています。

 この時期に芽生える心のエールをやり取りする成長の過程での大事な気持ちの移ろいは、一人ひとりの感受性を豊かにしていくことでしょう。

 残り少なくなってきた今年度、子どもたちがのびのびと過ごし、たくさんの思い出を胸に刻み、羽ばたいていけるよう見守っていきたいと思います。

                                                                                        園長  肥田 光代