園長より

マリア様のこころのように

春の空模様は気まぐれで、雨の日が続いたかと思うと、陽射しの暖かな日もあったり、風が強く吹く日もあったり…。気候は行きつ戻りつしながら、道端のお花を摘んで喜んで登園してくる子の姿もあり、垣間見られる春を本格的に体感できる日も間もなく訪れることでしょうね。

それぞれ進級・入園という新たな門出から少し経過し、玄関で涙を見せていた子も、お兄さん・お姉さんに手を引かれ、「靴履いて」「シール貼ろう」と助けられるうちに、いつの間にか涙も止まり、あそびに気持ちを向けていく変化。友だちに助けられながら、徐々に園も自分の居場所となってきつつあるようです。

一人ひとりの『楽しい』が見つかり、その『楽しい』が増えていくこれから、ご家庭でも その様子が窺える会話を楽しんでみて下さいね。

朝 玄関ではマリア様に手を合わせ、「マリア様、おはようございます」のご挨拶をしてから、それぞれのクラスに向かっていきます。

5月は 聖母マリア様の月です。これから草花が彩り、澄んだ青空の下、戸外あそびが本格的に始まります。身体を動かすことにも気持ちのよい季節、全身で春を感じながら、あそびの中で さまざまな発見・体験をしていけたらと思います。

また、マリア様のこころのように 広く優しく美しいこころを持ち、友だちとの関わりの中で、相手の気持ちに気付き、やさしさ 思いやりを育んでいけたらと願っております。

ここのところ新しい園生活に慣れ始めての疲れや気候の変化から、体調を崩すお子さんも出てきました。コロナ対策含め、体調管理には気を付けながら、ともに過ごして参りましょうね。

                                    園長  肥田 光代