園長より

新たな扉を開く

 2月に入って コンスタントに降り積もる雪、あそびの素材が増えていくにつれ、ソリの乗りこなしがうまくなり、かまくら作りにも挑戦と、子どもたちの雪あそびは日々発展しています。

 全園児でもソリリレーや みかん探しなどを楽しみ、個々で、大勢で、楽しみ方のバリエーションが増えた分、気持ちを解放させられる 充実した時間を過ごせているようです。

 先日、年長さんは真駒内公園小学校へ出掛け、『小学校ってこんなところ』がわかる映像を観て 校長先生の質問タイム、その後 教頭先生と2グループに分かれて、校内見学にトイレ体験、体育館あそびと この情勢の中、校長先生が快く受け入れて下さり 貴重な時間を過ごし、就学への期待がより高まった経験となりました。

 また、年少中さんは お別れ会で、卒園して小学校へ行く年長さんのために それぞれ劇や合奏のプレゼントをしようと、連日 心を込めて一生懸命練習に取り組んでいるところです。

 残り少なくなってきた今年度、子どもたち一人ひとりが抱く 次のステージへ向う過程での期待や不安や寂しさ…。新しい扉を開くために心揺れ動かし、その分 感受性を豊かにし、雪解けの頃 さらに大きく羽ばたいていくことでしょう。

 いまの心の変化に寄り添いながら、一日一日を大切に過ごし、後押ししつつ見守っていきたく思います。

                                                                                        園長  肥田 光代