園長より

待降節を迎えて

 今年は初雪の便りがゆっくりで、もう少し降らずに過ごせるかと思っておりましたが、ここのところの冷え込みは道内各地にしっかりと冬の訪れを告げ、いよいよ寒さと雪のシーズンの到来ですね。

 雪の便りの遅れで今季は戸外あそびが長く出来、戸外でも室内でもそれぞれのあそびが充実。

 戸外では 鬼ごっこやサッカーで身のこなしの俊敏さが増し、縄跳びや竹馬ではコツを掴み上達、友だちと相談しながら一緒にあそぶこともお互いの思いを汲み合う姿が…。室内では お店屋さんごっこでの製作活動の延長から、自らの発想で廃品製作や、これからは秋の園外保育で拾った まつぼっくりを利用し、クリスマスツリー作りなど。

 積み重ねで出来ることが増える喜び、思いを伝え合い あそびが広がる楽しさや、時に思いが行き違い そこで気付く相手の気持ち、工夫しながら自分の思いを形にするおもしろさ、さまざまな経験をしながら個々の育ちに繋げております。

 あそびではこのような充実が見られ、その後の集団活動では クリスマス発表会へ向け、年齢ごとにイエスさまのお誕生日に素敵なプレゼントを贈ろうとそれぞれの表現活動に意欲的に取り組んでいるところです。

 救い主イエス キリストのご降誕を待つ待降節の4週間、自分の身のまわりのことに心を働かせ、また世界にも目を向け、思いやる心、祈る心、平和を求める心、自分に出来ることをしながら過ごして参ります。

 ご家庭でも心を合わせ見守り下さればと思います。

                                     園長  肥田 光代