園長より

さまざまな活動の充実

 ここのところの朝晩の冷え込みから、先日は園庭にも霜が降り、水たまりには氷が張り、冬の訪れの足音がすぐそこまで…。子どもたちは朝、園庭に出ると 早速その変化に気付き、「あっ 雪みたいだ」と霜の上を歩くとサクサク鳴る足元の感触の不思議さを感じたり、水たまりの氷を集めて「冷た~い」と いろいろな形のコレクション。季節の変化をあそびに変え、冬に向かっていく過程を体感しながら楽しんでおりました。

 2学期に入り コロナ感染が落ち着いている状況を見計らい、今年は 年長さんが育てたじゃがいもを焼きいもにして食べたことに始まり、各クラスで育てた畑の野菜を生かして、それぞれ さつまいももち・ミネストローネ・コーンチヂミにクッキングをし、秋の実りを 感染対策をしながらも自分たちで調理して頂くことを久しぶりに実現出来ました。その日はきっと 帰宅後の報告にも花が咲いたことでしょう。

 また、10月上旬は クラスごとに園バス2台で分乗し、五天山公園に園外保育へ。こちらも見晴らしの良いところまで山登りをして 景色を眺めたり、遊具で思い切りあそんだりを満喫していました。

 こうして味覚で、全身で、しみじみ感じている実り豊かな秋、神さまのお恵みと見守りに感謝ですね。

 いよいよ明日迎える お店屋さんごっこ、各クラスで話し合い、縦の関係で協力し助け合い、さまざま工夫を凝らしながら 各クラスカラー溢れるお店屋さんが完成間近です。

 子どもたちも期待でワクワクの一日、売り手と買い手 それぞれを担う中、売り込み上手、買い物ペアでの気遣い…、この活動を通して、クラスの友だちとの関係性や仲間意識が深まり、さまざま小さなドラマがあることでしょう。明日の様子、可能な方は朝の観覧で その過程を少し垣間見、帰宅後は 買い物した品々を眼にしながら ご家族で止まらない会話を楽しんでみて下さいね。                                     園長  肥田 光代